ing!(こんにちは、の意)

どう゛も皆さん初めまして。私立華武高二年野球部在籍ショートを務めております久芒です。
さてさて本日も素敵に無敵に野球ライフといきたいところ゛ですが、どうにもこの頃目の端をウロチョロする糞、違ったパープリンな害虫が一匹。




……てめ゛えの事だよバカ柳。








世紀末死語辞典U 〜害虫滅殺日記〜









春の陽気も去り、爽やかな初夏がやってきたング。
なんといってもオラはキング・オブ・寒がりなのでホッカイロ無しで過ごせるこの季節は経済的にも身体的にも一番楽ング。
まあ、オラが夏を好きな理由はもう一つあるん゛ですが……



「白春、おはよー!」


キタキタキタァーーー!!こんな自分のちょっとイイ人、眼球飛び出るかわいこちゃんの登場です。


「昨日の宿題やった気ー?俺全然わかんなかったんだけど」


いいング!宿題なんてどうだっていいング!それよりお前のプリティフェイスとチラリズムに胸キュンしまくってるング!(ハァハァ)
……お゛っと失礼。鼻から鼻水以外の液体が出そうング。
え?それで結局なんで夏が好きなのかって?そりゃ隣でキラキラ光ってるこのかわいこちゃんの露出度が上がるからに決まってるングよ。そんなあたボウの事聞いちゃ嫌ングお嬢さん。

「じ、じゃあ後でオラので良かったら見せるング…」
「本当!?助かる気!」

そう言ってかわいこちゃん、すなわち録はオラの腰回りにぎゅうっとしがみ付いてきました。道端で百合的展開超MOEるング。昨日あの幸薄そうな眼帯先輩を監禁して解かせた甲斐があるってものング。


そうこうしてるうちに学校に着いてしま゛いました。録とオラは同じクラスなので離れ離れになるって訳じゃない゛けれど、やっぱり二人きりで歩けるこの時が一番幸せング………まあ゛本音はクラスの中じゃ堂々とセクハラ出来ねえ゛からなんだけども。


オラが本日のお触りについて計画を立てていると、ふと前方に見たくもない後姿がひとつ。

「あっ、あれ…」

録が走ってそいつの所に駆け寄ろうとしたので、オラはがっしとその襟首を捕ま゛えました。が、都合の悪いことにそいつは録の声が聞こえたらしくアホ面で振り向きやがります。なのでオラはすぐさま落ちていた釘(小石じゃないングよ)を拾い思い切りそいつの腐れた両目に投げつけてやりました。「目が!目がァーー!!」などと天空の城ラ●ュタのグラサンみたいな台詞吐きながら逃げてゆくそいつの姿を見るのは非常に面白かったング。


「?ミヤの奴どうした気?」
「うーん、目に怪光線でも入ったんじゃねえ゛か?」

見ろ、奴がゴミのようだ……と心の中で呟きつつ、オラは録とともに゛教室へと向かったのでした。





…ゴホゴホ、早いものでもう部活です。オラにとって部活は一日の中で最大の楽しみング。

「白春、今日は早いな」

キタキタキタァーーー!!オラが入学当初から狙っていた尊敬してる゛先輩のご登場ング。さしものオラもこの先輩には絶対的に従うことを決めこんでるんですが(下心含む)今年からどうにも許しがたい害虫が入部してきたング。
そいつの名前を口に出すの゛も厭わしいのでハリ●タに出てくる悪役の名前並に忌避しますが、なんとそいつは事もあろうにオラの先輩をオラと同じ目的で狙ってるらしいング。まあ才能は一億マイル程譲って認める゛としても、あんな糞が先輩のお側に寄ってあまつさえ身体に触ってあんな事やこんな事やそんな事や○×△※★〒@≫j▼!!!

……ハァハァ失礼。ちょっと取り乱しすぎたング。

何はともあれそいつのタラシと怠惰っぷりだけでも許せねえ゛のにこの上先輩まで手籠めにしようなんざ許される筈がないング。しかもそいつはこの間録のプリケツをモミモミするという大罪を犯したング。あんまりにも腹が立ったの゛でその晩呼び出してバッティングマシーンの的にしてやりました。ほんとは時速500qぐらいで当ててやり゛たかったけども上限が180qまでしか無かったング。ちっ。それでも苛々が収まらなかったので腹いせに例の眼帯先輩の愛車のエンジンに砂糖水流し込んでみました。ちょっとスッキリ。

という訳で現在オラはこっそりと藁人形の製作に取り組んでおります。本当は顔写真とか頭部に貼り付けたほうが良いって聞くけどそいつの写真隠し撮りして自宅に置くことを想像するだけでもゲロゲロなのでなんとか気合で頑張るング。


とにかく、人生山あり谷ありクロードチアリ。いつか来る理想郷を目指しオラは頑張りま゛す。録のイケイケな守備姿(チラリズム万歳)をじっくり視姦しながらオラは決意を新たにしたング。


……でも、まさかその日のうちにあんなチャンスが巡ってくるとは思いもしません゛でした。





部活終了後、オラは録が用事で先に帰ってしまったので、例のステキングな先輩に甘えるため゛部室でゴロニャンしてたング。幸か不幸か先輩はこういった下心に対する警戒心が微塵も無くて、オラは心ゆくまでお触り出来るング(ハァハァ)

オラが背中をさわさわしていると、先輩は日誌を書き終えたのか立ち上がって帰り支度を始めました。…と、先輩はおもむろ゛に振り向いてオラの目をじっと見つめました。途端にオラの胸はいけない想像でグラッチェグラッチェ。まさに気分はジュリエット。


「…お前にひとつ頼みたいことがあるんだが」
「え゛、オラに?」


オラはキュンキュンなはぁとを押し隠しながらつとめて普通に聞き返しま゛した。

「明後日、用具やら何やらの買出しに行ってくれないか?」
「明後日?」
「その日はちょっと色々あって人手が足りなくなるからな。お前になら部費を預けても安心だろうし」
「行きますング!…えーと、何買ってくればいいング?」
「これがメモだ。ああ、でも一人じゃ大変だろうから……でも録には別に頼みたいことが…」
「…屑さん゛」
「ん」
「……オラ、御柳と行きてえ゛ング」
「御柳と……?ああ、そういえばお前達この頃仲が良いな。それなら二人で行ってこい」
「わ゛ーい!」


どさくさに紛れて先輩、すなわち屑さんの締まりのいい美ケツを揉みながらオラは心の中でガッツポーズを決めま゛した。







―――理想郷がやってくる日は、そう遠くないかもしれないング。




fin.







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